おたあジュリア
- 2012年07月13日
- blog
冒頭、子供の時に両親を殺され、この先どのような運命をたどるか
不安な気持ちでしたが、
小西行長の元で信仰を得、キリシタンとして迫害にもめげず、
人生を全うした、その生き様に強くうたれ、私もそのように
生きたいと思いました。
小西行長の養女になった時には、トルトストイの「人は何で生きるか」の両親と死別した
双子のくだりを思い出し、
おたあの人生はアイスキュロスの詩
「われわれが眠っているとき、ふり切ることのできない苦悩が
一滴そしてまた一滴心の上に落ち、自らの意志に関係なく絶望に陥る。
その時、荘厳な神の恵みを通してわれわれは英知というものを得るのである」
の意味について私にあらためて問いかけるものとなりました。