心臓治療 再生医療の試金石に
- 2018年05月18日
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濱岡です。
シャーレの中の心筋シートが波打つように鼓動しているのを見て、皆さんも驚かれたと思います。暗いニュースが多い今の世にあって、iPS細胞は一筋の光明のように私たちに希望を持たせてくれます。臨床が年内にも開始されるそうですが、心待ちにしている患者も大勢おられると思います。特に心臓移植しか手立てがなかった人とその家族にとっては、一日千秋の想いでこの日を待焦がれたことでしょう。
私も、25歳の時に同級生を心筋症で亡くしています。 彼は、スーパーのトイレで心臓破裂で死亡しているところを発見されました。その夜、不思議なことがありました。私は彼が亡くなったことを知らなかったのですが、就寝していると、家の前で人間とは思えない、それまで聞いたことのない、うめき声というか叫び声が、聞えてきたのです。それも長い間、窓からみても誰もいない、おかしいことに、家人に聞いても、聞えないというのです。
その間も、私だけには、かなり長い間、聞えていて、空恐ろしくなり、布団を頭からかぶって震えて一夜を明かしました。
明け方、電話が鳴り、取ると彼が死亡した知らせでした。
あれから、もう33年も経ってしまいました。まさに人生須臾のごとく・・・・